
お金の知識を体系的に身につけられ、仕事にも生活にも役立つ資格「ファイナンシャル・プランナー(FP)」。
FP試験の勉強時間は、目安として3級で80〜150時間、2級で150〜300時間と言われています。
社会人にとっては長期戦になりやすく、スキマ時間の積み上げが合否を左右します。
そんな中、学習の補助として便利なのがYouTube。
理解を深めるだけでなく、やる気が出ない時の「学習スイッチ」にもなります。
👉 FP試験そのものの概要や難易度について知りたい方は、先にこちらをご覧ください。
この記事では、筆者が実際に活用して「分かりやすい」と感じたYouTube講義の中から、特におすすめの2つをご紹介します。
FPおすすめYouTube3選
1. ほんださん / 東大式FPチャンネル
図解と例え話を使った、分かりやすく切れ味のある解説が魅力のほんださん(東大式FP)のFP講義。
FP学習でつまずきやすい社会保険・年金・金融・税金といった分野も、「なぜそうなるのか?」という考え方から丁寧に説明してくれるため、初学者でも理解しやすい構成になっています。
このチャンネルをしっかり見て理解できれば、FP3級は十分合格可能と言っていいでしょう。
ここがポイント!
- 図解が多く、制度の全体像がつかみやすい
- 暗記に頼らず「考え方」から理解できる
- FP3級はこの講義中心でも十分対応可能
また、FP2級についても、ほんださんの講義をテキスト学習や過去問と組み合わせて活用すれば、合格を狙えるレベルまで引き上げることができます
2. 棚田行政書士のFP講座
棚田行政書士のチャンネルは、もともと宅建がメインということもあり、FP分野の中でも不動産・相続・権利関係に特に強いのが特徴です。
実務や現場経験に基づいた解説が多く、テキストだけではつかみにくい内容も、「実際の現場ではどう考えるのか」という視点で説明してくれます。
現場レベルの話を聞くことで、知識のイメージが一気に広がりやすいのが、このチャンネルの最大の魅力です。
ここがポイント!
- 宅建メインチャンネルならではの不動産分野の強さ
- 実務・現場目線の解説でイメージが湧きやすい
- FPの知識を「使う感覚」で理解できる
YouTubeだけでFP合格できる?活用方法

結論から言うと、FP3級までであれば、条件次第でYouTube中心の学習でも合格は可能です。
実際、ほんださんのFP3級動画を試験直前に視聴して合格したという声も少なくありません。
ただし、これは誰にでも当てはまる話ではない点に注意が必要です。
YouTube中心でも合格しやすい人(FP3級)
- 金融機関・保険会社などで基礎知識を実務で使ってきた人
- 宅建業者など、不動産・税金・ローンに日常的に触れている人
- すでに「お金の言葉」にある程度慣れている人
一方で、次のような方はYouTubeだけでの合格は正直かなり厳しいのが現実です。
YouTubeだけでは厳しいケース
- FPに初めて触れる人
- FP2級を目指す人
- インプットだけで理解したつもりになりやすい人
特にFP2級は、合格率が40%台とFP3級(70%前後)に比べて一気に難易度が上がります。
計算問題や事例問題も増え、知識を「使える形」で理解しているかが問われます。
そのため、FPに初めて挑戦する方や、FP2級を確実に合格したい方は、通信講座などを使って基礎から体系的に学び、問題演習を重ねるのが現実的な選択です。
通信講座で体系的に学ぼう!
本格的に合格を狙うなら、通信講座での体系学習が最短ルートです。
YouTubeでは拾いきれない最新の出題傾向・法改正対応・試験範囲の網羅ができるため、特にFP2級では学習効率に大きな差が出ます。
通信講座を使うメリット
- 学習の順番が明確で迷わない
何から始めるか悩まず、合格まで一直線で進める。 - 短い講義動画でスキマ時間を活用
倍速視聴もでき、忙しい社会人でも続けやすい。 - 過去問・演習が豊富でアウトプットに強い
「分かったつもり」を防ぎ、得点力が確実に伸びる。 - スマホ完結でいつでも学習可能
通勤・家事の合間もムダにしない。 - 法改正対応が自動で安心
自分で最新情報を追う負担が減る。
まとめ:この記事を読んだあなたがやること

FP試験は、正しい順序で学べば社会人でも十分合格可能な資格です。
YouTubeは理解の補助として、スキマ時間や苦手分野の補強に活用しましょう。
ただし、体系的に学ぶには限界があるため、信頼できるテキストや通信講座で基礎を固めるのが合格への近道です。
この記事を読んだあなたへの提案
- YouTubeで自分に合う講師・動画を見つけてみる
- 苦手分野や理解が曖昧な箇所は何度も視聴する
- 効率重視なら通信講座も検討する
今からでも遅くない!自分のペースで、FP合格をつかみにいきましょう!
