
そんな方に向けて、筆者自身の簿記3級の受験体験を紹介します。
簿記3級は現在、CBT試験(パソコンで行う試験)が主流です。
そのため、
🙍♀️「紙の試験しか受けたことがない」
🙍♂️「パソコン操作が苦手」
🙍♀️「試験会場の雰囲気が想像できない」
と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
実は私自身、1回目の受験は不合格でした。
この記事では、CBT試験の流れ・会場の雰囲気・当日の注意点まで詳しく解説しています。
これから簿記3級を受験する方のハードルが、少しでも下がれば幸いです。
簿記3級の勉強方法と勉強時間
まずは、私が実際に行った勉強方法と勉強時間から紹介します。
勉強方法
勉強方法はシンプルで、以下の2つだけです。
- YouTube講義
- 市販の参考書1冊
YouTubeは、簿記を理解して学ぶ「ふくしままさゆき先生」の動画を活用しました。
- 1周目:通常速度で視聴
- 2周目:1.5倍速で復習
この進め方がおすすめです。
参考書は、『スッキリわかる 日商簿記3級 2025年度版(TAC出版)』を使用しました。
この教材は、
- テキスト+問題集が一体型で進めやすい
- インプット → アウトプットの流れが作りやすい
- 無料でCBT試験形式の模試が受けられる
という点が非常に良かったです。
特に、時間を測って模試を解くことは、CBT対策としてかなり効果的でした。
勉強時間
- 平日:1日 約2時間
- 土日:1日 約4時間
- 期間:約3週間
合計:約54時間の学習時間でした。
試験の申込方法(CBT)

出典:CBT公式ホームページより
簿記3級の試験申込は、CBT試験の公式サイトから行います。
- 申込期限:試験日の3日前まで
- 初回のみ個人情報登録あり(数分で完了)
申込の流れは以下の通りです。
- マイページを作成
- 簿記3級を選択
- 日にち帯を選択
- 会場を選択
- 時間を選択
私が選んだ千葉県内でも、会場は10か所以上ありました。
ただし、船橋、柏など、交通の便が良い会場は土日祝の日中はすぐ満席になります。
👉 人気会場・時間帯は1か月前を目安に予約するのがおすすめです。
試験当日の流れ

幕張テクノセンター
私は2回とも、幕張テクノセンターで受験しました。
会場到着〜受付
受付に行くと「30分前から入場できます」と案内されました。
そのため、いったん時間をつぶし、試験開始15分前に再度受付へ向かいました。
受付では、身分証(マイナンバーカード)を提示するだけで手続きが完了し、受験票は不要でした。
受付は事務所のようなスペースになっており、その奥に約30席ほどの試験会場があります。
持ち物・注意点
- 持ち込み可能:電卓のみ
- それ以外(バッグ・上着など)はロッカーへ
- A4メモ用紙とボールペンは貸与(持参不要)
ログイン番号とパスワードが書かれた紙を受け取り、簡単な説明(約3分)後に試験会場へ入室します。
指定席のパソコンでログインし、「試験開始」を押すとスタートです。
なお、会場には簿記以外の試験を受けている方も多く、電卓の音はまったく気になりませんでした。
CBT試験の画面・操作性について

教室前
- パソコンはテンキー付きで入力しやすい
- 問題文のコピーは不可
- 解答欄はコピー&ペースト可能
特に、第1問の仕訳問題など、同じ金額を繰り返し入力する場面ではコピペが便利です。
桁ミス防止にもなります。
画面下には常に残り時間が表示されるため、事前にCBT形式の模試を時間を測って解いておいて本当に良かったと感じました。
試験は時間前でも終了可能で、私は開始15分前に入場し、予定より15分早く終了できました。
時間を有効活用できるのもCBT試験のメリットです。
試験結果について

合格証書
試験終了後、その場ですぐに合否が表示されます(本当に一瞬です)。
- 印刷ボタンを押す
- 受付で結果用紙を受け取る
- ロッカーから私物を回収して終了
不合格の場合でも、すぐに次回試験の予約ができるのはCBTならではの利点です。
合格した場合は、用紙に記載されたQRコードを読み取ると合格証(電子版)を取得できます。
まとめ|簿記3級CBT試験のポイント

いかがでしたか?
簿記3級・2級はCBT方式の導入により、受験のしやすさ・スピード感が大きく向上しました。
CBT試験で気づいた点、感じた点のまとめ
- 勉強方法自体は従来と変わらない
- CBT形式の模試は必ず時間を測って練習する
- 試験は3日前まで申込可能
- 人気会場・時間帯は早めの予約が必須
- 試験結果がその場で分かるのは大きなメリット
これから簿記3級を受験する方の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。