
ファイナンシャルプラナー(FP)に合格した今、さらなる資格を取得することはキャリアのステップアップに非常に有効です。
また、FPで身につけた知識は他の資格にも応用できるため、他の受験者よりも合格に近いという大きなメリットがあります。
この記事では、FP取得後のおすすめの資格4選をご紹介します。
「FPに合格したけれど、この知識をどう活かせばいい?」「次はどんな資格を取ればいい?」と悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。
FP3級に合格した人はまずは2級を目指そう

FP3級に合格した方は、まずは2級を目指しましょう。
3級では資産運用や税務、保険の基本的な知識を学びますが、実務での応用にはまだ知識が不足しているため、さらなるステップアップが必要です。
FP2級を取得することで、これらの分野に関するより高度な知識が身につき、キャリアアップや信頼性向上にも役立ちます。
通信講座は、体系的に学べ、苦手な分野を効率よく補えます。
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FP2級取得後におすすめ資格4選

FP2級の知識を活かすことができ、かつ取得しておくと役立つ資格がいくつかあります。
その中でも特におすすめの資格を4つは以下の通りです。
1.日商簿記

| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| おすすめ度 | ★★★★★(数字・会計に強くなれる) |
| 合格率 | 20〜30%前後 |
| 勉強時間の目安 | 約250~400時間 |
| FPが役立つ知識 | 税務・資産管理 |
| おすすめ通信講座 | フォーサイト |
日商簿記は「ビジネスパーソンの基礎力」ともいえる資格で、FPの次に取る資格として非常に人気があります。
「数字に強いFP」になることで、家計管理だけでなく、企業財務や投資判断まで幅広く対応できるようになります。
試験範囲には「財務諸表の読み方」「工業簿記」「原価計算」などがあり、FPで学んだ税務や資産運用の知識を補強できるのが大きな特徴です。
簿記はまさに“ビジネスの共通言語”。
決算書を読めるようになることで、上司や取引先との会話に説得力が増し、転職やキャリアアップの場面でも大きなアピールポイントになります。
簿記2級・3級はCBT試験が導入され、試験日を自分で選んで受験できるようになりました。
実務レベルでは2級が求められますが、まずは3級から受験するのがおすすめ。
フォーサイトの通信講座なら短期集中カリキュラムで完結できる内容になっています。
2.宅地建物取引士(宅建)

| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| おすすめ度 | ★★★★★(FP後に最もおすすめ) |
| 合格率 | 約15% |
| 勉強時間の目安 | 約400~600時間 |
| FPが役立つ知識 | 不動産・税務・相続 |
| おすすめ通信講座 | フォーサイト |
宅建(宅地建物取引士)は、不動産業界で必須とされる国家資格です。
不動産会社に5人に1人以上の設置が義務づけられており、「食べるのに一生困らない資格」と言われるほど安定性の高いです。
FPで学んだ「不動産」「税務」「相続」の知識は宅建試験でも出題されるため、FP取得者は大きなアドバンテージを持って挑戦できる点が大きな魅力です。
宅建を取ることで、不動産業界はもちろん、金融・保険・資産運用の分野でもキャリアの幅が広がります。
学習は独学でも可能ですが、法律分野が初めてだとつまずきやすい部分もあります。
FP試験と同じく、通信講座を利用して体系的に学ぶことで効率的に合格を狙えます。
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3.賃貸不動産経営管理士(賃管)

| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| おすすめ度 | ★★★★☆(宅建とセットでおすすめ) |
| 合格率 | 約30% |
| 勉強時間の目安 | 約150~200時間 |
| FPが役立つ知識 | 不動産・契約・税務 |
| おすすめ通信講座 | アガルート |
賃貸不動産経営管理士は、2021年に国家資格へ昇格した注目度の高い資格です。
賃貸住宅の管理に必要な知識や法令を学ぶもので、オーナーや入居者との間で安心・安全な賃貸経営を支える役割を担います。
FPの学習内容と重なる部分も多く、特に「不動産」「税務」の知識はそのまま試験に活かせます。
勉強時間は宅建に比べて短く済むため、宅建挑戦前のステップアップやダブル受験にもおすすめ。
FPと賃管を組み合わせれば「お金+不動産管理」の両面でサポートできるので、信頼度が一気に高まります。
独学でも十分に狙える試験ですが、法律用語が苦手な人は通信講座を使うと効率的に理解できます。
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4.行政書士

| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| おすすめ度 | ★★★☆☆(相続・法務に強くなりたい人向け) |
| 合格率 | 10〜15%前後 |
| 勉強時間の目安 | 約600〜1000時間 |
| FPが役立つ知識 | 相続・贈与・不動産法務 |
| おすすめ通信講座 | フォーサイト |
行政書士は、「身近な法律家」として契約書作成や相続・遺言のサポートを行える国家資格です。
FPで学んだ「相続・不動産」などの知識を活用できますが、合格率は10〜15%前後と低く、必要な勉強時間も600時間以上と難易度は高めです。
FPと組み合わせる最大のメリットは、「お金」と「法律」の両面から相談に乗れることです。
たとえば、FPとして資金計画を立てながら、行政書士として各種申請まで一貫してサポートできれば、顧客からの信頼度は大きく高まります。
学習は法律知識ゼロからでも可能ですが、出題範囲が広いため、フォーサイトの通信講座を活用するのがおすすめです。
筆者の体験談:複数資格取得で広がる可能性

私の場合は、宅建、賃貸不動産経営管理士、管理業務主任者を取得した後にFP2級に挑戦しました。
👉筆者の「簿記」受験体験談はこちら
👉筆者の「宅建」受験体験談はこちら
👉筆者の「賃管」受験体験談はこちら
👉筆者の「管理業務主任者」受験体験談はこちら
実際、FPの試験には「不動産」「相続」「税務」といった分野が含まれており、これまでに学んだ知識が大いに役立ちました。
このように、一つの資格の知識が別の資格取得に繋がるのがFPの面白いところです。
資格は一つだけでも力になりますが、複数を組み合わせることで「不動産×FP」のように他の人と差別化でき、転職やキャリアアップにも直結します。
最後に迷っている方には「宅建」がおすすめです。
転職・キャリアアップ・副業まで幅広く活かせる、オールマイティな国家資格です。
まとめ:この記事を読んだあなたがやること

この記事では、FP取得後に目指すべきおすすめ資格を紹介しました。
どの資格も、FPで学んだ知識をそのまま活かせるのが大きな特徴です。
FP取得後におすすめの資格
- 日商簿記:数字に強くなり、業界を問わず評価されやすい資格。
- 宅建:不動産取引に必須。安定性と汎用性の高い国家資格。
- 賃管:賃貸管理の専門性を証明し、不動産実務で評価されやすい。
- 行政書士:相続・契約・許認可など、法律面のサポートに活かせる。
資格は一つ持つだけでも強みになりますが、複数を組み合わせることで、転職やキャリアアップにおいて大きな武器になります。
特にFPと相性の良い資格を選ぶことで、「お金」「不動産」「法律」といった分野を横断的に理解でき、実務での説得力や信頼感も高まります。
近年は不動産・相続・資産形成に関する相談ニーズが増加しており、FPと専門資格を組み合わせた人材の需要は今後も高まっていくでしょう。
どの資格から挑戦するか迷っている方には、まず宅建がおすすめです。
転職・キャリアアップ・副業まで幅広く活かせる「長く使える国家資格」として、FP取得後に挑戦する価値は十分にあります。




