
初学者が独学で受けるなら、ここが推奨開始月です。
リベンジ組にとってはかなり余裕がある一方で、7か月半という長さが逆に中だるみの原因になります。
宅建試験は毎年10月の第3日曜日。
令和8年度は10月18日(日)が本番です。
3月に動き出すと、残りは約7か月半。
初学者が独学で400〜500時間を積むには、これがちょうど無理のないラインです。
この記事ではまず初学者(独学・通信講座)、次にリベンジ組の順で、3月スタートの月別プランを分けて書いていきます。
- 3月スタートがタイプ別にどう評価されるか(1日の目安つき)
- 初学者・リベンジ組それぞれの月別プランと合計時間
- 3月に教材を買うときだけ起きる「年度ズレ」の避け方
3月スタートは本番まで約7か月半|タイプ別の判定
同じ「3月スタート」でも、あなたがどのタイプかで意味がまったく変わります。
まずは自分の行を見てください。
| タイプ | 必要な総学習時間 | 3月開始なら月あたり | 1日の目安 | 判定 |
|---|---|---|---|---|
| 初学者(独学) | 400〜500時間 | 約55〜65時間 | 平日1.5時間+休日4時間 | ◎ 独学の推奨開始月 |
| 初学者(通信講座) | 300〜400時間 | 約40〜55時間 | 平日1時間+休日3.5時間 | ◎ かなり余裕がある |
| 業界経験者 | 300〜400時間 | 約40〜50時間 | 平日1時間+休日3時間 | ◎ 落ち着いて回せる |
| リベンジ組 | 200〜300時間 | 約25〜40時間 | 平日30分+休日3時間 | ◎ ただし中だるみ注意 |
「1日の目安」は、平日20日+休日8日の4週間で計算しています。
実際は平日ゼロの日があってもいいので、週単位で帳尻を合わせれば大丈夫です。
自分がどこを読めばいいか
- 宅建の勉強がはじめて(独学・通信講座)→ 次の「初学者が3月から始めるなら」へ
- 去年受けて落ちた → 「リベンジ組が3月から始めるなら」へ
- 不動産業界で働いている → 初学者の章をベースに、宅建業法だけ短縮してください
初学者が3月から始めるなら
宅建がはじめての人にとって、3月スタートは独学でも通信講座でも成立する数少ない時期です。
7か月半あるので、テキストを1周する前に息切れする心配がありません。
1. 初学者の月別プラン(独学の場合)
| 時期 | 期間 | 学習時間 | やること |
|---|---|---|---|
| 3〜4月 | 2か月 | 約110時間 | 宅建業法をテキストで1周+章末問題 |
| 5〜6月 | 2か月 | 約110時間 | 権利関係(民法)を1周 |
| 7月 | 1か月 | 約60時間 | 法令上の制限・税その他 |
| 8〜9月 | 2か月 | 約160時間 | 過去問12年分を3周+模試 |
| 10月前半 | 0.5か月 | 約30時間 | 統計・法改正・弱点つぶし |
| 合計 | 約7.5か月 | 約470時間 |
合計470時間。
独学の目安である400〜500時間にきれいに収まります。
通信講座を使う場合は、講義が要点を絞ってくれる分ここから2〜3割減らせるので、約350〜380時間が目安になります。
2. 最初の4か月は「宅建業法と権利関係」だけでいい
宅建業法は50問中20問。
ここだけで全体の4割です。
しかも暗記中心なので、やった分だけ点になる数少ない分野です。
3〜4月はここに全振りして構いません。
続く5〜6月の権利関係は、逆に14問しかないのに一番時間を食います。
権利関係で手が止まったときは、AI先生にその論点だけを質問するのがいちばん早く抜けられます。
参考書の解説では腑に落ちない箇所や、もう一段掘り下げて聞きたい箇所を24時間いつでも聞けます。
だからこそ、まだ余裕のある春に手をつけておく価値があります。
3月スタートだからできること
- 権利関係を「理解してから」進められる(夏スタートだと丸暗記に逃げるしかない)
- 1周目で分からなかった論点を、2周目で回収する時間がある
- 8〜9月の過去問期に、初見の分野が残っていない
3. 通信講座を選ぶなら3月開講が一番きれいにハマる
通信講座は、年度版の講義が配信される時期がコースによって違います。
前年の冬から始まるものもあれば、春から順次配信されるものもあります。
申し込む前に見るべきは月との相性ではなく、今の時点で視聴できる範囲と、配信が完了する時期です。
ここを確認しておけば「講義だけ溜まっていく」状態を避けられます。
逆に夏以降に申し込むと、未視聴の講義が最初から山積みの状態でスタートすることになります。
4. 3月から使う道具|独学の弱点を先に埋める
3月スタートは独学でも成立します。
ただし独学には、時間より先に効いてくる弱点があります。
詰まったときに聞ける相手がいないことです。
とくに5〜6月の権利関係は、1つの論点で半日止まることが普通に起きます。
3月からそろえる道具
- 通信講座|春から配信が始まります。テキスト・問題・講義が一度にそろうので、教材選びで迷いません
- 宅建攻略ノート(無料)|論点ごとの要点まとめです。テキストで詰まったときの辞書として使えます
- 過去問パック|投入は8月からで十分。ただし今のうちに中身を見ておくと、テキストの読み方が変わります
独学を選ぶ人ほど、AI先生のようなその場で聞ける手段を先に用意しておく価値があります。
3月から10月まで7か月半、ひとりで抱えたまま進むのはかなりきついです。
その1問で、今日の勉強を止めない
参考書の解説では腑に落ちない箇所を、その場で24時間質問できます。ネットで調べて「この答えで合ってるの?」と悩む時間がなくなります。
しかも話題がそれても試験勉強に引き戻してくれるので、調べ物がいつの間にか雑談になりません。宅建・賃管・管業・マン管の4資格に対応。
独学のいちばんの弱点は、聞ける相手がいないこと。まずは実際の回答例を見てみてください
リベンジ組が3月から始めるなら
去年受験している人は、すでに一通りの知識があります。
3月スタートなら時間はかなり余ります。
問題は時間ではなく、7か月半という長さそのものです。
1. 去年と同じ勉強を繰り返さない
リベンジで一番多い失敗が、去年と同じテキストを最初のページから読み直すことです。
得意な分野を読み返している時間は、点数には変わりません。
先にやるのは「失点の棚卸し」
昨年の自己採点を分野別に分解して、どの分野で何点落としたかを紙に書き出してください。
ここを飛ばすと、失点の原因を見落としたまま7か月を使うことになります。
まず1年分を解き直して、分野別に点を書き出すところから始めてください。
2. リベンジ組の月別プラン
| 時期 | 期間 | 学習時間 | やること |
|---|---|---|---|
| 3〜4月 | 2か月 | 約60時間 | 昨年の失点分野を洗い出し、その分野だけテキストを読み直す |
| 5〜6月 | 2か月 | 約60時間 | 権利関係の穴を埋める(捨て論点を決める) |
| 7月 | 1か月 | 約35時間 | 法令上の制限・税の数字を覚え直す |
| 8〜9月 | 2か月 | 約90時間 | 過去問+模試で「点数の再現性」を作る |
| 10月前半 | 0.5か月 | 約25時間 | 統計・法改正・直前の総まとめ |
| 合計 | 約7.5か月 | 約270時間 |
合計270時間。
リベンジ組の目安である200〜300時間の範囲内です。
1日にすると平日30分+休日3時間ほど。
物足りないくらいでちょうどいいと考えてください。
中だるみを防ぐ現実的な手
- 5〜7月は「毎日やる」ではなく週3日だけ確実にやるに切り替える
- 模試を6月・8月・9月と3回申し込んで、強制的な締切を先に作る
- 8月からギアを上げる前提で、それまでは貯金を作る意識にしない
3月スタート共通の落とし穴|教材の年度ズレ
3月に教材をそろえるときに気をつけたいのが、買った教材が受験する年度のものかどうかです。
宅建試験の出題基準について、試験実施団体はこう明記しています。
出題の根拠となる法令は、試験を実施する年度の4月1日現在施行されているものです。
(一般財団法人 不動産適正取引推進機構)
つまり4月1日時点で施行されている法令が出題範囲です。
受験年度版のテキストは前年の秋から順次出ますが、発売時期は出版社によってバラバラなので、購入月ではなく表紙の年度表記で判断してください。
3月に教材を買うときの確認ポイント
- 表紙の年度表記が受験する年度になっているか
- まだ出ていない場合は、旧年度版で宅建業法だけ先に進める
- 法改正が集中するのは税・法令上の制限。ここは新年度版が出てから手をつける
3〜4月に宅建業法から入るプランを推しているのは、この分野が年度をまたいでも土台が変わりにくいからでもあります。
ただし宅建業法にも改正は入るので、最終的には受験年度版で確認してください。
とはいえ、ここで神経質になる必要はありません。
大きな法改正がなければ、宅建の骨格は毎年変わらないからです。
通信講座なら法改正や統計は更新された内容で案内されますし、フォーサイトには直前対策として「法改正・統計資料対策編」が用意されています。
改正が入った箇所は直前期にまとめて拾えるので、教材の年度を気にして始めるのを遅らせるほうが損です。
通信講座を使うなら
「フォーサイト宅建講座」
バリューセット3には条件つきの全額返金保証もあります。
3月スタートで通信講座を検討するなら、判断軸は「講義が年度版で、春から配信が始まるか」です。
独学でも十分間に合う時期なので、権利関係を自力で読むのがしんどそうなら講座、という基準で決めれば大きく外しません。
そのうえで、宅建でまず見てほしいのがフォーサイトです。理由は3つです。
- 1単元が最大15分|通勤でも昼休みでも1本が終わります。長い講義を溜め込まずに進められます
- ManaBunが学習スケジュールを自動で作る|生活リズムを入れると、本番から逆算した計画が出ます。今日どこをやるかで迷いません
- 不合格なら全額返金保証|バリューセット3が対象。全確認テストで80点以上、学力テストで上位56%に入るなどの条件つきです
料金プランや実際の口コミは、レビュー記事にまとめました。
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他の月と比べると、3月はどの位置か
開始月ごとの判定を一枚にまとめました。
ハイライトが3月です。
| 始める時期 | 本番まで | 初学者 独学400〜500h 講座300〜400h |
経験者 300〜400h |
リベンジ組 200〜300h |
|---|---|---|---|---|
| 前年11〜2月 | 約8.5〜11.5か月 | ◎ 独学でも余裕 | ◎ | ○ 中だるみ注意 |
| 3月 | 約7.5か月 | ◎ 独学の推奨開始 | ◎ | ◎ |
| 4月 | 約6.5か月 | ◎ | ◎ | ◎ |
| 5月 | 約5.5か月 | 独学○/講座◎ | ◎ 推奨開始 | ◎ |
| 6月 | 約4.5か月 | 独学△/講座○ | ○ | ◎ 推奨開始 |
| 7月 | 約3.5か月 | 独学△/講座○ | ○ | ○ |
| 8月 | 約2.5か月 | 独学×/講座△ | △ | ○ |
| 9月 | 約1.5か月 | × 今年は下見に | △ | △ |
3月は初学者が独学で戦える、いちばん遅くない時期。
ここを逃すと、5月以降は通信講座の比重がだんだん重くなっていきます。
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まとめ|3月は「独学でも通信講座でも成立する」月

- 3月スタートは本番まで約7か月半。初学者が独学で400〜500時間を積める推奨開始月
- 初学者は3〜4月に宅建業法、5〜6月に権利関係。合計約470時間で組める
- リベンジ組は約270時間で足りるが、7か月半の中だるみ対策が本題
- 3月に教材を買うときは年度表記を確認。4月1日施行の法令が出題範囲
3月は、まだ「宅建を受ける」と決めきれていない人も多い時期です。
ただ、この記事の表を見て分かるとおり、3月は初学者が独学で始めるのに無理のない時期です。
ここで動けるかどうかが、夏以降の焦り方を決めます。
独学で進めるなら過去問の量が命綱になりますし、権利関係でつまずきそうなら通信講座を早めに入れておくほうが結果的に安く済みます。
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