
初学者は「全範囲をやる」発想を捨てれば、まだ可能性が残ります。
リベンジ組にとっては十分に狙える長さ。
去年の知識が残っているうちに一気に仕上げる形です。
宅建試験は毎年10月の第3日曜日。
令和8年度は10月18日(日)が本番です。
8月に動き出すと残りは約2か月半。
ここからは満点を目指す勉強をやめることが条件になります。
この記事ではまず初学者(独学・通信講座)、次にリベンジ組の順で、8月スタートの現実的なプランを分けて書いていきます。
- 8月スタートがタイプ別にどう評価されるか(1日の目安つき)
- 科目を絞って合格ラインを狙う具体的な配点戦略
- 残り2か月半で「増やしていい道具」と「触ってはいけない教材」
8月スタートは本番まで約2か月半|タイプ別の判定
その前に|受験申込は終わっています
宅建試験の受験申込は例年7月中に締め切られます。
8月から「今年受けよう」と思った時点で、申込をしていなければ今年は受験できません。
まず手元の受験申込が済んでいるかを確認してください。
済んでいないなら、この記事は来年に向けた最短ルートとして読んでもらえれば十分役に立ちます。
申込が済んでいる前提で、タイプ別の現実性を並べます。
| タイプ | 現実的な学習時間 | 8月開始なら月あたり | 1日の目安 | 判定 |
|---|---|---|---|---|
| 初学者(独学) | 400〜500時間 | 約160〜200時間 | 平日5時間+休日8時間 | × 現実的でない |
| 初学者(通信講座・科目を絞る) | 240〜280時間 | 約100〜110時間 | 平日3.5時間+休日5時間 | △ 絞れば可能性あり |
| 業界経験者 | 230〜280時間 | 約90〜110時間 | 平日3時間+休日5時間 | △ 業法の下地がある分だけ有利 |
| リベンジ組 | 200〜300時間 | 約80〜120時間 | 平日2.5時間+休日4時間 | ○ 十分狙える |
「1日の目安」は、平日20日+休日8日の4週間で計算しています。
自分がどこを読めばいいか
- 宅建の勉強がはじめて → 次の「初学者が8月から始めるなら」へ
- 去年受けて落ちた → 「リベンジ組が8月から始めるなら」へ
- 不動産業界で働いている → 初学者の章をベースに、宅建業法を2週間短縮してください
初学者が8月から始めるなら
2か月半で400〜500時間は積めません。
だから取る問題を先に決めるのが唯一の戦い方になります。
1. 配点から逆算する|まず32点、そこから積み増す
宅建は50問。
合格ラインは年度によって変わり、近年は33〜38点のあいだで動いています(令和7年度は33点)。
まずは32点前後まで確実に積み、そこから上積みする順番で考えます。
| 科目 | 問題数 | 8月スタートの方針 | 狙う点数 |
|---|---|---|---|
| 宅建業法 | 20問 | ここに全振り。暗記中心でやった分だけ点になる | 17点 |
| 法令上の制限 | 8問 | 数字を覚えるだけの分野に絞る | 5点 |
| 税その他 | 8問 | 統計・地価公示など出る箇所だけ | 5点 |
| 権利関係 | 14問 | 民法は捨て、借地借家法・区分所有法・登記法だけ拾う | 5点 |
| 合計 | 50問 | 32点前後 |
32点は合格ラインそのものではなく、途中の到達点です。
ここまで来たら、上積みは宅建業法(17点→19点)と法令上の制限(5点→6点)で狙います。
どちらも暗記中心で、残り期間でも伸ばせる分野だからです。
逆に権利関係を全部やろうとして業法が仕上がらないのが、8月スタートで最も多い負け方です。
宅建業法で17点を超えられた人は、残りが崩れても勝負になります。
2. 初学者の月別プラン(通信講座・科目を絞る場合)
| 時期 | 期間 | 学習時間 | やること |
|---|---|---|---|
| 8月 | 1か月 | 約110時間 | 宅建業法だけに全振り。講義→分野別過去問を即セットで |
| 9月 | 1か月 | 約110時間 | 法令上の制限・税その他+業法の過去問を回転 |
| 10月前半 | 0.5か月 | 約40時間 | 統計・法改正・権利関係は3分野だけ詰める |
| 合計 | 約2.5か月 | 約260時間 |
独学でこれをやる場合、教材選びと順番決めに時間を取られやすいのが難点です。
8月スタートで通信講座を勧めるのは、値段ではなく迷う時間を減らせるからです。
3. 8月から増やしていい道具は2つだけ
この時期に新しいテキストを買うのは逆効果です。
増やしていいのは次の2つだけ。
8月スタートの2点セット
- 過去問パック|机に向かえない日をゼロにするための一問一答。2か月半では、通勤時間も勉強時間に数えないと足りません
- AI先生|「捨てていい論点か」をその場で相談できます。残り2か月半では、1問の調べ物に時間を使いすぎないことが効きます
分野ごとの要点だけ確認したいときは、無料の宅建攻略ノートを辞書代わりに使ってください。
テキストを最初から読み直す時間はもうありません。
宅建 過去問パック
机に向かえなかった日を、ゼロにする
平成28年〜令和7年の568問を、スマホで一問一答。通勤中の10分でも「今日読んだ範囲だけ」を確認できます。
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独学のいちばんの弱点は、聞ける相手がいないこと。まずは実際の回答例を見てみてください
リベンジ組が8月から始めるなら
去年受験している人にとって、8月スタートは十分に間に合う長さです。
必要なのは200〜300時間。
以下は、基礎が残っている人向けの200時間プランです(月あたり約80時間)。
基礎から怪しい場合は月120時間まで見ておいてください。
1. 最初の1週間で「去年の答案」を再現する
いきなり勉強を始めないでください。
まず去年の本試験を時間を計って解き直します。
そこでどの分野で何点落としたかが出ます。
2か月半しかないので、埋めるのはその穴だけです。
2. リベンジ組の月別プラン
| 時期 | 期間 | 学習時間 | やること |
|---|---|---|---|
| 8月 | 1か月 | 約80時間 | 去年の本試験を解き直して失点分野を特定。その分野だけテキストへ戻る |
| 9月 | 1か月 | 約85時間 | 年度別の過去問を回して点数の再現性を作る |
| 10月前半 | 0.5か月 | 約35時間 | 統計・法改正・直前の総まとめ |
| 合計 | 約2.5か月 | 約200時間 |
合計200時間。
リベンジ組の目安である200〜300時間の下限ですが、去年の下地がある分ここで足ります。
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通信講座を使うなら
「フォーサイト宅建講座」
バリューセット3には条件つきの全額返金保証もあります。
8月スタートで通信講座を選ぶ基準はひとつだけです。
直前対策・短期完成のコースがあるか。
通年カリキュラムに申し込むと、講義を消化しきれないまま本番を迎えます。
残り期間に合った設計かどうかで選んでください。
そのうえで、残りの期間で間に合わせるならフォーサイトです。理由は3つです。
- 1単元が最大15分|残り期間が短いほど、細切れ時間で消化できる設計が効きます
- ManaBunが残り日数から計画を引き直す|生活リズムを入れると、間に合わせるために今日やる分が出ます
- eライブスタディで週のペースを保てる|講師と他の受講生と一緒に進む双方向のライブ講義があります。ひとりだと落ちる直前期の熱量を保てます
料金プランや実際の口コミは、レビュー記事にまとめました。
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他の月と比べると、8月はどの位置か
開始月ごとの判定を一枚にまとめました。
ハイライトが8月です。
| 始める時期 | 本番まで | 初学者 独学400〜500h 講座300〜400h |
経験者 300〜400h |
リベンジ組 200〜300h |
|---|---|---|---|---|
| 前年11〜2月 | 約8.5〜11.5か月 | ◎ 独学でも余裕 | ◎ | ○ 中だるみ注意 |
| 3月 | 約7.5か月 | ◎ 独学の推奨開始 | ◎ | ◎ |
| 4月 | 約6.5か月 | ◎ | ◎ | ◎ |
| 5月 | 約5.5か月 | 独学○/講座◎ | ◎ 推奨開始 | ◎ |
| 6月 | 約4.5か月 | 独学△/講座○ | ○ | ◎ 推奨開始 |
| 7月 | 約3.5か月 | 独学△/講座○ | ○ | ○ |
| 8月 | 約2.5か月 | 独学×/講座△ | △ | ○ |
| 9月 | 約1.5か月 | × 今年は下見に | △ | △ |
8月は初学者にとって「科目を絞れば戦える」最後の月。
9月に入ると、初学者が今年の合格を狙うのはかなり厳しくなります。
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まとめ|8月は「捨てる分野を決める」月

- 8月スタートは本番まで約2か月半。受験申込は7月で締め切られている点をまず確認する
- 初学者は宅建業法に全振りし、権利関係は3分野だけ拾って32点前後を狙う
- 初学者のプランは合計約260時間。通信講座は迷う時間をゼロにするために使う
- リベンジ組は約200時間。まず去年の本試験を解き直して穴だけ埋める
8月から始める人が失敗する理由は、能力ではなくやることを減らせなかったことです。
全範囲を薄く回すと、どの科目も本番で使えません。
宅建業法だけでも本気で仕上げれば、来年受けるにしてもその20問は資産として残ります。
机に向かえない日は必ず出ます。
過去問パックならスマホで一問一答を回せるので、通勤中や休憩中でも「ゼロの日」にせずに済みます。
