
一方でリベンジ組と管業合格者にとっては、ここがいちばん集中しやすい長さです。
マンション管理士試験は毎年11月の最終日曜。令和8年度は11月29日(日)13:00〜15:00が本番です。
6月に動き出すと残りは約6か月。必要な600〜700時間を月100時間以上で積む計算になり、独学だと生活を組み替える必要があります。
この記事ではまず初学者(独学・通信講座)、次にリベンジ組の順に書いていきます。
- 6月スタートがタイプ別にどう評価されるか(1日の目安つき)
- 初学者・リベンジ組それぞれの月別プランと合計時間
- 6か月で分野に優先順位をつける考え方
6月スタートは本番まで約6か月|タイプ別の判定
同じ「6月スタート」でも、タイプによって必要な量はまったく違います。まずは自分の行を見てください。
| タイプ | 必要な総学習時間 | 6月開始なら月あたり | 1日の目安 | 判定 |
|---|---|---|---|---|
| 初学者(独学) | 600〜700時間 | 約105〜115時間 | 平日3時間+休日6時間 | △ かなり厳しい |
| 初学者(通信講座) | 500〜600時間 | 約85〜95時間 | 平日2.5時間+休日5時間 | ○ 講座が前提 |
| 管業合格者 | 400〜500時間 | 約70〜80時間 | 平日2時間+休日4時間 | ◎ 5問免除も使える |
| リベンジ組 | 300〜400時間 | 約55〜60時間 | 平日1.5時間+休日3.5時間 | ◎ 推奨開始月 |
「1日の目安」は、平日20日+休日8日の4週間で計算しています。
自分がどこを読めばいいか
- マン管の勉強がはじめて(独学・通信講座)→ 次の「初学者が6月から始めるなら」へ
- 去年受けて落ちた → 「リベンジ組が6月から始めるなら」へ
- 管理業務主任者に合格している → 適正化法の5問が免除になります。土台もできているので、初学者の章から重複部分を引いて読んでください
初学者が6月から始めるなら
6か月で600〜700時間は、独学だと平日3時間+休日6時間の計算です。
これは「やる気があればできる」量ではなく、先に予定を空けておかないと不可能な量です。通信講座で範囲を絞るのが現実的な選択になります。
1. 初学者の月別プラン(通信講座の場合)
| 時期 | 期間 | 学習時間 | やること |
|---|---|---|---|
| 6〜7月 | 2か月 | 約180時間 | 区分所有法を講義で1周+分野別の過去問 |
| 8〜9月 | 2か月 | 約180時間 | 標準管理規約・民法・適正化法。申込を済ませる |
| 10月 | 1か月 | 約110時間 | 会計・建築設備+過去問を年度別で回す |
| 11月 | 1か月 | 約80時間 | 復旧・建替え・被災マンション法。統計・法改正・直前の総まとめ |
| 合計 | 約6か月 | 約550時間 |
合計550時間。通信講座の目安である500〜600時間に収まります。独学でいくなら約660時間、平日3時間+休日6時間が前提になります。
2. 6か月なら「深追いしない分野」を決める
マン管は出題範囲が広く、建築・設備まで深追いすると法律科目が仕上がりません。
マン管は区分所有法・標準管理規約・民法で全体の半分以上を占めます。ここを固めるのが最優先です。
6月スタートの優先順位
- 最優先|区分所有法(専有共用・集会・決議・管理者・義務違反者)
- 次|標準管理規約(3類型)とマン管で問われる民法
- 落とさない|適正化法と会計(範囲が狭く費用対効果が高い)
- 頻出だけ|建築・設備(給排水・消防・長期修繕計画)
3. 6月から使う道具
6か月では、教材を選び直している時間がもったいないです。
6月スタートの道具
- 通信講座|マン管は合格率10%前後の難関で、必要時間も不動産系で最長クラスです。独学だと順番と深さの判断で消耗します
- 過去問パック|マン管は問題文が長い試験。スキマ時間の一問一答で論点だけ回せます
- AI先生|区分所有法・被災マンション法・建替え円滑化法は独学で止まりやすい分野です。その場で聞けます
分野ごとの要点は、無料のマンション管理士攻略ノートで確認できます。テキストを最初から読み返すより速いです。
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独学のいちばんの弱点は、聞ける相手がいないこと。まずは実際の回答例を見てみてください
リベンジ組が6月から始めるなら
去年受験している人にとって、6月スタートはいちばん扱いやすい長さです。
必要なのは300〜400時間。6か月あれば月55〜60時間で足ります。
1. 6か月は中だるみしない長さ
いきなりテキストを読み直さないでください。まず去年の本試験を時間を計って解き直します。
マン管は50問。どの分野で何点落としたかを書き出して、埋めるのはその穴だけにしてください。6か月ではでは全分野を回し直す余裕はありません。
2. リベンジ組の月別プラン
| 時期 | 期間 | 学習時間 | やること |
|---|---|---|---|
| 6〜7月 | 2か月 | 約120時間 | 去年の本試験を解き直し、失点分野だけテキストへ戻る |
| 8〜9月 | 2か月 | 約110時間 | 区分所有法と標準管理規約の違いを条文で詰め直す。申込を済ませる |
| 10月 | 1か月 | 約80時間 | 年度別の過去問を回して点数の再現性を作る |
| 11月 | 1か月 | 約40時間 | 統計・法改正・直前の総まとめ |
| 合計 | 約6か月 | 約350時間 |
合計350時間。リベンジ組の目安である300〜400時間の範囲内です。
管理業務主任者とのW受験を考えるなら
マンション管理士(11月29日)と管理業務主任者(12月6日)は1週間しか離れていません。
区分所有法・標準管理規約・建築設備・会計と範囲がほぼ重なるので、マン管対策をすれば管業の土台はほぼ完成します。
6月からのW受験は現実的ではありません
- マン管だけで月100時間近く必要です。管業を上乗せすると生活が回りません
- 管業を本命にして、マン管は来年に回すほうが確実です
- 管業に受かればマン管で5問免除。翌年の負担が一段下がります
管業合格者はマン管で5問免除(適正化法の5問が正解扱い)。逆にマン管合格者は管業で5問免除になります。
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通信講座を使うなら
6月スタートで通信講座を選ぶ基準は、合格率でも価格でもなく今から始めて本番に間に合う設計かです。
マン管は講義量が多いので、短期コースの有無を確認してください。
そのうえで、残りの期間から逆算するならアガルートです。理由は3つです。
- 買ったその日から全講義を見られる|クレジットカード払いなら購入当日に視聴が始められます。配信待ちで出遅れる心配がありません
- 過去問10年分に解説講義がつく|フルは過去10年分の問題集が講義つき。テキストを読み直す余裕がなくても、問題から論点に戻れます
- 9段階の倍速とアプリのダウンロード|通勤中に講義を回せます。まとまった時間が取れない月でも、講義量を消化できます
プランの選び方や実際の口コミは、レビュー記事にまとめました。
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他の月と比べると、6月はどの位置か
開始月ごとの判定を一枚にまとめました。ハイライトが6月です。
| 始める時期 | 本番まで | 初学者 独学600〜700h 講座500〜600h |
管業合格者 400〜500h |
リベンジ組 300〜400h |
|---|---|---|---|---|
| 前年12月 | 約12か月 | ◎ 独学でも射程内 | ◎ | ○ 中だるみ注意 |
| 2月 | 約10か月 | ◎ 独学の推奨開始 | ◎ | ◎ |
| 4月 | 約8か月 | 独学○/講座◎ | ◎ 推奨開始 | ◎ |
| 6月 | 約6か月 | 独学△/講座○ | ◎ | ◎ 推奨開始 |
| 8月 | 約4か月 | 独学×/講座△ | ○ | ○ |
| 9月 | 約3か月 | × 今年は下見に | △ | ○ |
| 10月 | 約2か月 | × 今年は下見に | △ | △ |
| 11月下旬 | 約1週間 | — | — | — |
6月はリベンジ組の推奨開始月。初学者は、ここから通信講座がほぼ前提になります。
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まとめ|6月は「独学を諦める分岐点」

- 6月スタートは本番まで約6か月。初学者の独学はかなり厳しい
- 通信講座なら約550時間で組める。独学だと約660時間が必要
- 区分所有法・標準管理規約・民法に優先順位を寄せる
- リベンジ組は約350時間。6月は集中しやすい長さ
6月から始める人がつまずくのは、能力ではなく量の見積もりです。
マン管は宅建より必要時間が長く、6か月だと月100時間近くになります。
独学で無理そうなら、迷わず講座で範囲を絞ってください。それが6月からの正解です。
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