
📚 FP攻略ノート|企業年金・個人年金(DC/iDeCo/共済)
FP2級・3級(ファイナンシャル・プランニング技能検定)受験者応援サイト|不動産資格キャリアLABO
🎯 このページについて
確定拠出年金(DC・iDeCo)、小規模企業共済、中小企業退職金共済(中退共)、国民年金基金。この「私的年金・共済」グループは、FP2級ライフ分野で毎回1〜2問の得点源です。
ここでの合否の分かれ目は、ズバリ税制の扱い。「掛金は全額損金なのか、所得控除なのか」「どの控除枠に入るのか」を制度ごとに切り分けられるかが問われます。数字より“仕分け”が勝負です。
私(ごりへい)が受験生を見ていて多いのが、共済系の名前の取り違え。この記事では制度を横並びの表で比較し、実際の出題ポイントとひっかけを整理します。
確定拠出年金(DC・iDeCo)
加入可能年齢と「受給者は再加入不可」
企業型DCは厚生年金被保険者であれば原則70歳未満まで、iDeCoは国民年金被保険者であれば原則65歳未満まで加入できます(加入可能範囲は制度改正で拡大傾向)。
⚠️ ひっかけ
「企業型DC実施会社に入社した60歳以上70歳未満の者は、他社の企業型DCの老齢給付金の受給者であっても、新会社の企業型DCに加入できる」は誤りです(2024年9月)。いったんDCの老齢給付金を受給した人は、その後DCに加入できません。「もらい始めたら、もう積み立て直せない」と覚えましょう。
マッチング拠出の掛金は「小規模企業共済等掛金控除」
企業型DCで加入者本人が上乗せするマッチング拠出の掛金は、その全額が所得税の小規模企業共済等掛金控除の対象になります(2026年5月「適切」)。iDeCoの掛金も同じ控除枠です。
💡 覚え方
「DC(iDeCo・マッチング)/iDeCoプラス/小規模企業共済=小規模企業共済等掛金控除」。生命保険料控除でも社会保険料控除でもない、専用の枠だと押さえてください。
小規模企業共済
個人事業主や小規模企業の役員が、自分の退職金を準備する制度です。
- 掛金は月額1,000円〜70,000円(500円単位)
- 掛金は全額が小規模企業共済等掛金控除(所得控除)
- 共済金の受取り=一括なら退職所得、分割なら公的年金等の雑所得
⚠️ ひっかけ
解約時の掛金納付月数が12ヵ月未満の場合、解約事由にかかわらず解約手当金は支給されません(2024年9月「適切」)。「1年未満で解約すると掛け捨て」という点は覚えておきましょう。
中小企業退職金共済(中退共)
中小企業が従業員のために加入する退職金制度です。従業員には中退共から直接、退職金が支払われます。
- 掛金は全額事業主が負担(従業員負担なし)
- 法人が拠出した掛金は全額を損金の額に算入できる(個人事業主は必要経費)
- 新規加入時などに国の掛金助成がある
💡 覚え方|損金 or 所得控除の切り分け
「事業主が従業員のために払う中退共=会社の経費(損金・必要経費)」「本人が自分のために払う小規模企業共済・iDeCo=所得控除」。誰のための掛金かで控除の種類が変わります(2025年1月で中退共の損金算入が「適切」で出題)。
国民年金基金
第1号被保険者の上乗せ年金です。加入資格でひっかけが出ます。
- 加入できるのは第1号被保険者と、60歳以上65歳未満の任意加入被保険者(海外居住の任意加入被保険者を含む)
- 掛金はiDeCoと合算して月額68,000円が上限
- 掛金は社会保険料控除の対象(iDeCo・小規模企業共済の掛金控除とは別枠)
- いったん加入すると、自己都合で任意に脱退することはできない
⚠️ ひっかけ
「60歳以上65歳未満の任意加入被保険者は、国内に住所を有していても国民年金基金に加入できない」は誤りです(2025年1月)。国内在住の任意加入被保険者は加入できます。
掛金の税制まとめ(超重要)
| 制度 | 掛金を払う人 | 掛金の税制上の扱い |
|---|---|---|
| iDeCo・DCマッチング拠出 | 本人 | 小規模企業共済等掛金控除 |
| 小規模企業共済 | 本人 | 小規模企業共済等掛金控除 |
| 国民年金基金 | 本人 | 社会保険料控除 |
| 中小企業退職金共済 | 事業主 | 全額 損金・必要経費 |
| 企業型DC(事業主掛金) | 事業主 | 全額 損金・必要経費 |
💡 この表の「誰が払うか→どの扱いか」を暗記できれば、この分野の税制問題はほぼ落としません。
こちらもCHECK
-
-
FP2級の通信講座おすすめ4選|学習スタイル別の比較と選び方【2026年版】
続きを見る