
12月スタートなら本番まで約12か月。独学でも射程内に入る、数少ない開始月です。合格率10%前後の難関なので、1年前から始めるのはやりすぎではありません。
マンション管理士試験は毎年11月の最終日曜。令和8年度は11月29日(日)13:00〜15:00が本番です。
12月に動き出すと残りは約12か月。月50〜60時間、平日1.5時間+休日3時間のペースで届きます。
この記事ではまず初学者(独学・通信講座)、次にリベンジ組の順で書いていきます。管理業務主任者とのW受験についても後半で触れます。
- 12月スタートがタイプ別にどう評価されるか(1日の目安つき)
- 初学者・リベンジ組それぞれの月別プランと合計時間
- 管理業務主任者とのW受験・5問免除の使い方
前年12月スタートは本番まで約12か月|タイプ別の判定
同じ「前年12月スタート」でも、タイプによって必要な量はまったく違います。まずは自分の行を見てください。
| タイプ | 必要な総学習時間 | 前年12月開始なら月あたり | 1日の目安 | 判定 |
|---|---|---|---|---|
| 初学者(独学) | 600〜700時間 | 約50〜60時間 | 平日1.5時間+休日3時間 | ◎ 独学でも射程内 |
| 初学者(通信講座) | 500〜600時間 | 約45〜50時間 | 平日1.5時間+休日2時間 | ◎ かなり余裕がある |
| 管業合格者 | 400〜500時間 | 約35〜40時間 | 平日1時間+休日2時間 | ◎ 5問免除も使える |
| リベンジ組 | 300〜400時間 | 約25〜30時間 | 平日1時間+休日1時間 | ○ 中だるみ注意 |
「1日の目安」は、平日20日+休日8日の4週間で計算しています。
自分がどこを読めばいいか
- マン管の勉強がはじめて(独学・通信講座)→ 次の「初学者が前年12月から始めるなら」へ
- 去年受けて落ちた → 「リベンジ組が前年12月から始めるなら」へ
- 管理業務主任者に合格している → 適正化法の5問が免除になります。土台もできているので、初学者の章から重複部分を引いて読んでください
初学者が前年12月から始めるなら
マン管がはじめての人にとって、12月スタートは独学が成立する数少ない時期です。
最初に手をつけるのは区分所有法。標準管理規約も適正化法も、この法律を土台に成り立っています。
1. 初学者の月別プラン(独学の場合)
| 時期 | 期間 | 学習時間 | やること |
|---|---|---|---|
| 12〜2月 | 3か月 | 約160時間 | 区分所有法をテキストで1周(専有共用・集会・決議・管理者) |
| 3〜5月 | 3か月 | 約160時間 | 標準管理規約(3類型)+マン管で問われる民法 |
| 6〜8月 | 3か月 | 約160時間 | 適正化法+会計・税務。8〜9月に申込を済ませる |
| 9〜10月 | 2か月 | 約140時間 | 建築・設備+過去問を年度別で回す |
| 11月 | 1か月 | 約40時間 | 復旧・建替え・被災マンション法。統計・法改正・直前の総まとめ |
| 合計 | 約12か月 | 約660時間 |
合計660時間。独学の目安である600〜700時間に収まります。通信講座なら約550時間まで圧縮できます。
2. 12か月の敵は「忘れること」
12月に覚えた区分所有法を、9月には忘れています。
対策は月末に前の分野の過去問を10問だけ解くこと。マン管は問題文が長いので、定期的に本番形式に触れておく意味もあります。
中だるみを防ぐ現実的な手
- 3〜5月は「毎日やる」ではなく週3日だけ確実にやるに切り替える
- 毎月末に前月分野の過去問を10問だけ解く
- 模試を7月・9月・10月と3回申し込んで、強制的な締切を先に作る
3. 前年12月から使う道具
1年あるので、道具は最小限で足ります。過去問パックとAI先生を入れるのは、過去問期に入る夏以降で十分です。
12月スタートの道具
- 通信講座|マン管は合格率10%前後の難関で、必要時間も不動産系で最長クラスです。独学だと順番と深さの判断で消耗します
- 過去問パック|マン管は問題文が長い試験。スキマ時間の一問一答で論点だけ回せます
- AI先生|区分所有法・被災マンション法・建替え円滑化法は独学で止まりやすい分野です。その場で聞けます
分野ごとの要点は、無料のマンション管理士攻略ノートで確認できます。テキストを最初から読み返すより速いです。
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独学のいちばんの弱点は、聞ける相手がいないこと。まずは実際の回答例を見てみてください
リベンジ組が前年12月から始めるなら
去年受験している人にとって、12月スタートは完全に時間が余ります。
必要なのは300〜400時間。12か月あれば月25〜30時間で足ります。
1. 去年と同じ勉強を繰り返さない
いきなりテキストを読み直さないでください。まず去年の本試験を時間を計って解き直します。
マン管は50問。どの分野で何点落としたかを書き出して、埋めるのはその穴だけにしてください。12か月あってもでは全分野を回し直す余裕はありません。
2. リベンジ組の月別プラン
| 時期 | 期間 | 学習時間 | やること |
|---|---|---|---|
| 12〜2月 | 3か月 | 約80時間 | 去年の本試験を解き直し、失点分野だけテキストへ戻る |
| 3〜5月 | 3か月 | 約80時間 | 区分所有法と標準管理規約の違いを条文で詰め直す |
| 6〜8月 | 3か月 | 約80時間 | 建築設備・会計など後回しにしがちな分野を埋める。申込を済ませる |
| 9〜10月 | 2か月 | 約80時間 | 年度別の過去問を回して点数の再現性を作る |
| 11月 | 1か月 | 約30時間 | 統計・法改正・直前の総まとめ |
| 合計 | 約12か月 | 約350時間 |
合計350時間。リベンジ組の目安である300〜400時間の範囲内です。
管理業務主任者とのW受験を考えるなら
マンション管理士(11月29日)と管理業務主任者(12月6日)は1週間しか離れていません。
区分所有法・標準管理規約・建築設備・会計と範囲がほぼ重なるので、マン管対策をすれば管業の土台はほぼ完成します。
12月ならW受験が理想的に組める
- マン管600〜700時間を軸に、管業の上乗せは+100〜150時間(適正化法と会計を厚めに)
- 11月29日マン管 → 12月6日管業。その1週間が管業の最後の追い込みになります
- 先に管業を取ってからマン管に挑むと、5問免除が使えて負担が一段下がります
管業合格者はマン管で5問免除(適正化法の5問が正解扱い)。逆にマン管合格者は管業で5問免除になります。
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通信講座を使うなら
12月スタートで通信講座を検討するなら、判断軸は「価格」より1年間モチベーションが続く仕組みがあるかです。
管業とのW受験講座があるかどうかも、この時点で見ておく価値があります。
そのうえで、1年かけて積むならアガルートが向いています。理由は3つです。
- 毎月1回のホームルームがある|講師が学習の進み具合に合わせて話す回が毎月あります。1年計画でいちばん怖い「途中で止まる」を防げます
- 質問が30回まで使える|入門カリキュラム(フル)はオンライン質問サービスで30回まで。区分所有法と標準管理規約の違いで詰まったとき、その場で片づきます
- 合格すると受講料が返ってくる|フルのカリキュラムが対象。合格体験記の提出と合格者インタビューへの出演が条件ですが、受講料(税抜分)が全額返金されます
管業とのW受験なら、1年で両方を狙う「ダブル合格入門カリキュラム」もあります。
プランの選び方や実際の口コミは、レビュー記事にまとめました。
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他の月と比べると、前年12月はどの位置か
開始月ごとの判定を一枚にまとめました。ハイライトが前年12月です。
| 始める時期 | 本番まで | 初学者 独学600〜700h 講座500〜600h |
管業合格者 400〜500h |
リベンジ組 300〜400h |
|---|---|---|---|---|
| 前年12月 | 約12か月 | ◎ 独学でも射程内 | ◎ | ○ 中だるみ注意 |
| 2月 | 約10か月 | ◎ 独学の推奨開始 | ◎ | ◎ |
| 4月 | 約8か月 | 独学○/講座◎ | ◎ 推奨開始 | ◎ |
| 6月 | 約6か月 | 独学△/講座○ | ◎ | ◎ 推奨開始 |
| 8月 | 約4か月 | 独学×/講座△ | ○ | ○ |
| 9月 | 約3か月 | × 今年は下見に | △ | ○ |
| 10月 | 約2か月 | × 今年は下見に | △ | △ |
| 11月下旬 | 約1週間 | — | — | — |
12月はマン管でいちばん余裕のある開始月。独学で挑むなら、ここか2月がほぼ唯一の現実的なラインです。
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まとめ|12月は「独学が成立する」月

- 12月スタートは本番まで約12か月。マン管は600〜700時間と最長クラス
- 独学が成立する数少ない時期。合計約660時間で組める
- リベンジ組は約350時間。12か月の中だるみ対策が本題
- 管業とのW受験を狙うなら、12月開始が理想的なタイミング
マンション管理士は合格率10%前後の難関です。
宅建の感覚で「半年あれば」と考えると届きません。必要時間から逆算して開始月を決めるのが、この資格ではとくに効きます。
12月は今年の試験が終わった直後。悔しさが残っているうちに動き出せるのが、この月の強みです。
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